フリー・チャーチ牧師・田崎の部屋

牧師・田崎敏明の日々の徒然日記

綺麗な涙

若い頃、宮崎市の大きなパン工場でも働いていました。早番の時などは朝2時から夕方4時ぐらいまで働いていましたが、若い頃なので平気でした。
仕事が終わった後は寮の卓球台で、一緒の部署で働いていた少し知恵に障害がある同じ年の女の子とABBAのカセットテープをかけながら、卓球をしていました。
その子はどうしても仕事が少し遅く、いつも叱られていましたが、その日はいつも以上に叱られたのでしょう、


「うち…バカだから…」


と言って大粒の涙を流しました。
それは哀しみの涙だったから、本当はこんなこと言ったらいけないのですが、その涙は本当に綺麗で、今だにあんなに綺麗な涙を見たことはありません。
あの時、その涙もイエス・キリストはしっかりと見てくださっていたはずだと思います。
今どうしているかなぁ…。

×

非ログインユーザーとして返信する