フリー・チャーチ牧師・田崎の部屋

牧師・田崎敏明の日々の徒然日記

単なる気のせいだった…

私は33年前、神学校を卒業して伝道を開始した時には、


「よしっ、これからは私の働きによって、この日本はキリスト教国に変わるっ!」


と確信したのです!


…しかし、それは単なる気のせいでした(笑)



今は時と共にへりくだらされます。
それもまた感謝なことであり、それが神様のお働きなのだと今は思います。

一番下にいらっしゃるイエス様

競争社会からこぼれ落ちた者を
教会が受けとめる
教会からこぼれ落ちた者を
別の教会が受けとめる
その教会からもこぼれ落ちた者を
キリスト教の団体が受けとめる
キリスト教の団体からこぼれ落ちた者を
友の心が受けとめる
友の心からこぼれ落ちた者を
いったい誰がうけとめるのか
社会全体からこぼれ落ちて
もう受けとめてくれる者もいなくなったとき
主イエスがいちばん低い所にいて
あなたを受けとめてくださる
御腕の中に憩わせてくださる


「これからのキリスト教」工藤信夫 P35より
・・・・・・・・・


私もいちばん低い処をトコトコと歩いています。
どなたかご一緒しませんかぁぁぁ。
一番低い処が一番イエス様に近い…そんな気もしています。

欠けがあってみんな良い。

欠けの無い人など一人もいませんよね。
だけど人ってちょうど良く欠けているのかもしれませんよ。
皆でそれぞれの欠けを補い合うために…。
だから欠けがあっても、その一人一人の存在はちょうど「良い」ものなのではないのかな。
お互いの欠けを非難し合うのでなくて、お互いの欠けを補い合いたいね。


100歳牧師の言葉

2年ほど前に102歳で天に召された日之影キリスト教会の城尾マツ牧師。88歳で山村に教会を献堂された師。私は最後の10年間ほど交流させていただきました。
ある時、一緒に食事をしていた時のこと。師は急に私をじっと見つめられて、こうおっしゃった。


「いいですか。小さい人を大切にしなさいよ。小さい人の中にこそ、神様の大きな力が働くのですよ」


と。それはまさに預言の言葉でした。
今、私はその言葉の意味をしみじみと感じている。